デスパレートに生きてる

デスパレート:: 自暴自棄の / 無鉄砲な / 死に物狂いの / (…が)ほしくてたまらなくて / (よくなる)見込みがない / 絶望的な

私がビッチになった理由

大学に落ちた。めちゃくちゃ入りたかった大学に落ちた。

 

その大学に入るために、何年間も勉強し続け、処女を守り、20歳を超えてもキスすらしたことない女だった。

でも、落ちた。

びっくりするほど、ギリギリで。

落ちることが運命だった。としか言いようがないくらいのスレスレで私は希望していた大学に落ちた。

私の、ずっと勉強してきた時間は、

親がかけてくれた膨大な受験費用は、

一体なんだったんだろう。

 

落ちた時、4月を迎えた時、

あまりの絶望で涙すら出なかった。

 

 

あれだけやって、

あれだけ努力して、

あれだけお金をかけて、

あれだけ時間をかけて、

あれだけ皆に支えられて、

あれだけ自分を大事にして、

あれだけ信じて、

あれだけ頑張って、

あれだけ、あれだけ、あれだけ、あれだけ、あれだけ、あれだけ、

あと一歩だったのに、目の前で逃した。

 

そして、私は、心に空いた穴を埋めるために、

ビッチになった。

 

ついた傷は新しい傷で癒されるというのは有名な話なのだろうか?

今まで大切に大切に守ってきた自分貞操を、

どうでも良いその日にあったばかりの男に適当に扱われて、それを何人も繰り返すのは、自分にとっての自傷行為で。

大学に落ちたことに対する自己嫌悪よりも、ビッチになった自分に対する自己嫌悪の方がまさって、最近は落ちたことなんて忘れかけてしまう。

結局、自傷行為ってこういうことなのよ。

傷を入れ替えることなのよ。

新しくつけた刺し傷の方が、見た目は酷くても、深く刺さってない場合だってある。

 

 

こんなこと、知りたくなかったなぁ。